腰痛の本当の原因】それ、呼吸が浅くなっていませんか?
2025年04月16日
こんにちは。だいご接骨院の梅原です。
腰痛と聞くと、「姿勢が悪いから」「筋肉が硬いから」と思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろんそれも間違いではありませんが、実は腰痛の原因として【見落とされがちな“あること”】があります。
それが 「呼吸」 です。
「えっ、呼吸と腰痛って関係あるの?」
と驚かれる方も多いのですが、実は非常に深い関係があるんです。
今日は、腰痛の本当の原因について、そして日常生活でできるケアについて、わかりやすくお話していきます。
「どこに行ってもよくならない腰痛」でお悩みの方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
呼吸が浅くなると、骨盤と背骨が不安定になる?

呼吸は、無意識に毎日2万回以上行われています。
しかし、ストレスが多かったり、長時間同じ姿勢で過ごしていると、呼吸が自然と「浅く」なってしまうことがあります。
呼吸が浅くなると、実は体の中でこんなことが起こります:
- 横隔膜(おうかくまく)がうまく動かなくなる
- 体幹(インナーマッスル)がうまく使えなくなる
- 背骨や骨盤が安定しにくくなる
このように、呼吸が浅くなることで身体の「中心」がうまく働かなくなり、結果的に骨盤の不安定や背骨の動きの悪さにつながり、腰痛を引き起こすのです。
呼吸と連動する体の仕組み

呼吸は、横隔膜をはじめとする“体幹の深層筋”と密接に関係しています。
特に重要なのが、以下の筋肉です:
- 横隔膜(呼吸の主役)
- 腹横筋(お腹の奥のコルセット)
- 多裂筋(背骨を支える)
- 骨盤底筋(下から支える)
これらの筋肉は、呼吸とともにリズミカルに動くことで、骨盤や背骨を「内側から」支えてくれています。
しかし、呼吸が浅くなるとこの働きが鈍くなり、背骨が硬くなったり、骨盤が不安定になりやすい状態になります。
つまり、呼吸が整えば、腰はもっとラクになるということです。
日常生活でできる「呼吸の見直し」

腰痛改善のために、まず取り入れてほしいのが「呼吸の見直し」です。
特別なトレーニングではなく、簡単な意識だけで変わっていきます。
● 胸ではなく、お腹で呼吸してみる
浅い呼吸は胸だけが上下しますが、深い呼吸はお腹や肋骨、背中まで動きます。
息を吸うときに、お腹がふわっとふくらむ感覚を意識してみてください。
● 姿勢を整えて呼吸する
猫背や反り腰では、深い呼吸ができません。
座っているときや立っているときに、背筋を伸ばし、あごを軽く引いて、自然に呼吸が入る姿勢を心がけましょう。
● 寝る前に「3回深呼吸」
1日の終わりに、3回だけ深くゆっくり呼吸する時間を作ってみてください。
副交感神経が優位になり、睡眠の質も高まり、筋肉の回復にもつながります。
来院される方の多くも「呼吸が浅くなっている」状態です
実際に当院に来られる腰痛患者さんの多くが、呼吸の状態が浅くなっている傾向があります。
施術では、骨盤のバランスや背骨の可動域を整えるだけでなく、呼吸のリズムを感じてもらうことも大切にしています。
「え?これで腰が軽くなるの?」と驚かれる方も多いですが、それくらい呼吸の力は大きいんです。
最後に:本当に大切なのは「自分の体を感じること」
腰痛は、ただの痛みではなく、「体からのサイン」です。
そのサインを見逃さず、「最近呼吸が浅くなってないかな?」「姿勢が崩れてないかな?」と、ご自身の体に少しだけ目を向けてみてください。
そして、「自分ではよく分からないけど、なんだか最近腰がつらいな…」というときは、私たちが一緒に原因を見つけていきます。
無理なく、安心して通える接骨院でありたいと思っています。
腰痛でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。