ばね指の進行度別セルフケア方法
2025年05月14日
~伏見区・醍醐で指の引っかかりや痛みにお悩みの方へ~
こんにちは。京都市伏見区・醍醐エリアのだいご接骨院です。
「朝、指が曲がったまま伸びない」
「引っかかる感じがして、カクンと伸びる」
「指を曲げると痛い、力が入らない」
そんな症状を感じている方は、**ばね指(弾発指)**の可能性があります。
今回は、ばね指の症状の進行段階ごとに、自分でできるセルフケアを解説していきます。
ばね指とは?

ばね指とは、指を動かす腱が通るトンネル(腱鞘)が炎症を起こし、
- 指がスムーズに動かない
- 引っかかる
- カクンとばねのように動く
といった症状が出る疾患です。
更年期以降の女性や、家事・育児・パソコン作業などで手をよく使う方に多く見られます。
ばね指の進行度とセルフケアのポイント

■【初期段階】違和感・軽い痛みのみ(引っかかりはなし)
症状:
- 指を曲げ伸ばしするとなんとなく違和感
- 朝だけ少しこわばるが、日中は気にならない
セルフケアのポイント:
- 使いすぎを避ける(休ませる)
→ 特に繰り返しの握る・つまむ・スマホ操作は控えめに。 - 患部の温め+軽いストレッチ
→ 手湯やホットタオルで温めた後に、指を反らすように軽くストレッチ(痛みが出ない範囲で)
おすすめ:
寝る前に「指の甲側(手の甲側)」を軽く伸ばすストレッチ
(各指10秒×3回)
■【中期段階】引っかかりや、動作時の痛みがある
症状:
- 指の曲げ伸ばしでカクッと引っかかる
- 動かすと痛みがあり、腫れや熱っぽさを感じることも
セルフケアのポイント:
- アイシング(痛みが強いとき)+安静
→ 引っかかりが強く、炎症反応が出ているときは冷却で炎症を抑える - 日中はテーピングやサポーターで負担を減らす
- セルフマッサージ:指の付け根を軽くほぐす
注意点:
この段階で無理なストレッチや過度な使用はNG。
痛みが続く・日常生活に支障が出る場合は早めにご相談ください。
■【重度】指がロックして動かない/自力で伸ばせない
症状:
- 指が曲がったままで伸ばせない
- 反対の手で戻すと「パキッ」と戻る
- 強い痛み+腱の肥厚を感じる
セルフケアのポイント:
- 基本は患部の安静+専門的な処置を受ける
- 自己判断でのストレッチやマッサージは控える
- 通院による超音波や電気治療、手技療法による炎症軽減と可動域の確保が重要
※この段階で放置すると、手術適応になることもあります。
ばね指のセルフケアで大切な考え方
ばね指の症状は、「がんばって動かして治すもの」ではありません。
むしろ、「使いすぎた指に一度ブレーキをかけ、正しい使い方を取り戻すこと」が根本改善への第一歩です。
そのため、当院では、
- 炎症のコントロール(手技・電気療法)
- 指と手首周りの筋肉のバランス調整
- 使い方や負担をかけない動作指導
を行いながら、再発しない指の状態づくりをサポートしています。
まとめ
ばね指は、段階に応じたセルフケアを行うことで進行を食い止めたり、改善を早めることが可能です。
- 初期:温め+軽いストレッチ
- 中期:アイシング+安静+サポート
- 重度:無理せず専門的な施術を受ける
違和感を感じたら、「様子見」で我慢せず、できるだけ早めの対応が大切です。
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